臨床研修理念

「地域住民のニーズを満たす医療」「信頼と人間性豊かな医療」を提供するという当法人の理念に基づき、チーム医療を実践し、患者様やそのご家族から真に信頼される医師、幅広い医療活動を通じ基本的な診療能力を身につけた総合臨床医を育成する。

臨床研修の基本方針

1.医療における基本的知識・技能・態度を習得する。
2.チーム医療の重要性を理解し、実践する。
3.医療安全を理解し、実践する。
4.地域医療の重要性を理解し、実践する。
5.患者様やそのご家族また同僚から信頼される人格を養成する。
6.群星プロジェクト7つのコンセプトを遵守する。(1)多数の研修病院が思想信条を超え、一致協力して、沖縄、ひいては日本の明日の良き臨床家を育成する。
(2)多数の病院群で環境を整えることにより、研修医にとってベストの研修プログラム、ベストの教育環境を構築する。
(3)グローバル・スタンダードの医療を実践する。
(4)Common Disease中心の救急、プライマリ・ケア研修を実践する。
(5)米国との医学医療交流を通じ、Faculty Developmentに力を注ぐ。
(6)研修医の欧米臨床留学制度を確立する。
(7)研修医と共に医療の質を向上させる。

プログラムの特徴

当院は群星沖縄の中の1基幹型病院として研修の基本方針にも掲げております下記の「群星沖縄の7つのコンセプト」を遵守しております。

(1)多数の研修病院が思想信条を超え、一致協力して、沖縄、ひいては日本の明日の良き臨床家を育成する。
(2)多数の病院群で環境を整えることにより、研修医にとってベストの研修プログラム、ベストの教育環境を構築する。
(3)グローバル・スタンダードの医療を実践する
(4)Common Disease中心の救急、プライマリ・ケア研修を実践する。
(5)米国との医学医療交流を通じ、Faculty Developmentに力を注ぐ。
(6)研修医の欧米臨床留学制度を確立する。
(7)研修医と共に医療の質を向上させる。

その他の特徴としては、プライマリ・ケア研修の中でもとくに成人の急性期疾患のマネージメントに重きを置いているところです。

1)年間約3万人の救急受診者があり、そのほとんどの症例の初期診療に研修医が関わります。
ERからの入院患者数は年間約4000人程度です。救急車の搬送件数も年間5000件にのぼります。
ドクターカーやドクターヘリでの病院前救急診療の研修も可能です。

2)急性の脳血管障害での緊急入院が年間400人前後です。当院では脳神経外科がすべての脳血管障害患者を診療しますので、研修医は2か月の脳神経外科研修期間内に約70人弱の入院症例の診療を経験できます。
将来進んでゆく専門性に関わらず脳卒中の初期対応に長けた医師が育つ内容となっております。

3)年間4000件を超える手術件数があり、全身麻酔管理は3000件をこえます。
麻酔科研修の2か月内で60回以上の気管挿管を経験することがひとつの目標となっており、麻酔科研修後は、救急の場面でも気管挿管の準備や手技にはある程度の自信が持てる診療能力を修得しております。

4)当院は平成13年6月に地域医療支援病院の指定を受けました。地域での医療の役割分担に早くから着手しており、外来機能は紹介型の専門外来形態をとっております。
一般的な外来機能は地域のクリニックに委ねているために、研修医の外来での診療の指導はは専門外来では行わずほとんどが救急外来にておこなわれております。

5)当院は平成24年からDPC 医療機関群Ⅱ群(高診療密度病院)に指定されています。
多職種で高密度診療を担っており、研修医は高診療密度のなかで多職種から指導を受けることができます。

6)精神科/小児科/産婦人科/地域医療は協力型臨床研修病院や臨床研修協力施設での院外研修となります。


研修プログラムについて

研修プログラムの一例

 

必修科目

選択科目

 

各科研修プログラム

初期研修プログラムはこちら

 

協力型臨床研修病院・臨床協力施設

※大きいサイズで確認したい場合は画像をクリックして下さい。
研修評価とフィードバック

研修評価は、研修に関わる多くの職種が多面的に評価しフィードバックする。各々の診療科のローテーション修了の時点で、指導医はEPOC(オンライン卒後臨床研修評価システム)と研修医手帳を用いて研修医の自己評価結果を点検し、到達目標達成を援助すると共に、研修管理運営委員会に対して研修医の自己評価結果を実際の研修実績、指導医からみた到達目標の達成度について報告する。看護師、検査技師、薬剤師、事務など関与したコメディカルも評価用紙を用いて研修医を評価する。指導医も研修医により評価される。研修管理委員会はすべてのデータを慎重に検討し、研修修了の認定を行う。
進捗状況 : 経験すべき手技や症例は、経験するたびにEPOCと「研修医手帳(または同様のもの)」を用いて自ら管理し、経験状況の進捗管理を行う。
プログラム修了の認定

厚生労働省が示す初期研修医の到達目標をクリアすることで修了認定とする。
経験すべき手技や症例は、経験するたびにEPOCと研修医手帳を用いて管理する。ローテーションが終わるたびに、各研修医は自己評価を行い、指導医からの評価とフィードバックを受ける。2年修了時に、各々の研修医の研修実績を研修管理委員会にて報告を行う。毎年 3月に行われる研修管理委員会【あるいは臨時開催される研修管理委員会】での最終検討で認められれば、初期臨床研修プログラムを修了したことを明記した臨床研修修了書を授与する。
プログラム修了後のコース

後期研修は、基幹施設として、3領域のプログラム(救急・内科・総合診療)で専門研修が可能である。(※2019年4月現在、外科領域についても基幹施設として申請中)
救急専門研修は、救命救急センターとして、プレホスピタルケア(ドクターヘリ、ドクターカー)、ER、重症管理まで連続性のある救急集中治療を経験することができる。また、沖縄県内(離島含む)の二次・三次救急病院や県外の 救命救急センター、大学病院等とも連携しており、専攻医一人ひとりの将来像に応じてローテートできる仕組みとなっている。
内科・総合診療研修では、2019年4月1日より「病院総合内科」という新しい診療科を中心に、多疾患や様々な背景をもつ患者の診療を行う「ホスピタリスト」の育成に力を入れており、専攻医が主治医として活躍している。総合診療力の高い指導医や各専門医の指導を受けつつ、患者診療のみならず、医療の質の改善、研修医教育、チーム医療の実践の中核となっている。病院総合内科所属の期間でほぼ全ての専門医症例を経験が可能である。また、サブスペシャリティーを見据えた専門性の高い研修も選択可能で、各内科診療科を中心にローテートする研修も充実している。
上記、プログラム以外にも、外科や整形外科をはじめとした領域で、連携施設(ホームホスピタルプログラム)として、毎年専攻医の受入実績がある。また、新専門医制度のプログラムに属さずに、1つの領域に囚われず各診療科をローテートする、いわゆる「モラトリアム研修」も受入可能である。
5年間の研修期間を優秀な実績で修了すれば、6年次以降はスタッフとして継続採用される。


日当直体制

研修医はER(救急外来)日当直に入り、基本的にファーストタッチは研修医が行う。
月に約4~6回の日当直で、2年間を通し最低1000例以上の救急症例を経験できる。
ERでの当直は、1年目と2年目それぞれ1枠ずつの当直枠と後期研修医(以上)枠が2枠あり研修医は必ず後期研修医(以上)にコンサルトし一緒に診療方針を決定する。
4月から1年目研修医も日当直に入るが、但し4月~8月までは2名1枠体制とする。
9月からは1名1枠体制になり、いわゆる「独り立ち」することになる。
また、ER以外にもその他スタッフ医師が常時3名院内で当直しておりコンサルト可能。
病院全体で研修医をバックアップする環境が整っている。

レクチャーなど

群星沖縄 徳田安春センター長による総合内科教育回診

月2回 第2・第4火曜日 14時~16時
入院中の症例についての詳細な臨床検討会。病態生理を重要視したアプローチの方法が学べる。さらにベッドサイドで実際の病歴聴取の仕方や診察法を名医から学べる数少ない機会として重要なイベント。
研修医の症例プレゼンに対する評価や指導も行われている。

 

群星沖縄 寺澤秀一副センター長(福井大学地域医療推進講座教授)によるER教育回診

群星全体で年4回(2時間程度)
主に救急外来での研修医の診療を想定し、さまざまな症例へのアプローチについてミニレクチャーを中心とした教育イベント。ERでの実際の失敗談などを照会しながら、ERを受診する患者やその家族との接し方など、医師としての基本的な診察態度などを学べる絶好の機会。

 

群星沖縄 宮城征四郎名誉センター長による内科教育回診

不定期開催
問診から得られた病歴や、実際のバイタルサイン、理学所見などを中心に臨床推論をおこない確定診断へと迫り、今後のマネージメントへと繋げている過程を繰り返し学ぶ機会。Common diseaseに対する情報収集能力を高め、倫理的なアプローチをする診療機能を鍛える重要なイベント。

 

ミシガン大学医学部総合内科ホスピタリストとの医学交流

全米トップレベルのホスピタリスト(教授やチーフレジデントその他)をミシガン大学より招聘
実際の症例検討を通して、米国式の臨床推論を学ぶ機会。特に英語での医学的討論できる点が重要。

 

ランチョンレクチャー

隔週木曜日 12時15分~13時15分
昼食時を利用し、各科指導医・上級医の持ち回りで得意の分野をレクチャーしてもらう勉強会。救急集中治療部の指導医・上級医をかわきりに、他科の指導医・上級医にも「ERで役立つ○○」をテーマにレクチャー行っている。※月1回第3木曜日は研修医会を行いプログラムの問題点等を抽出。必要があれば研修運営委員会や研修管理委員会に議案を提出する。※2ヶ月に1回程度は、Infection Control Team感染症関連のテーマでグラム染色の技術習得から診断などを学ぶ。

 

モーニング勉強会(モニSim)

週3回 不定期 7時~(30分程度)
研修医の研修医による研修医のための勉強会。時に指導医、上級医を招聘。救急医によるシミュレーショントレーニングも行っている。

 

SPAM

年1回開催(4時間程度)
研修医2年次が中心になって開催する、当院独自の救急初療トレーニングコース。簡単なレクチャーからシナリオを用いたシミュレーショントレーニングを併用しつつ救急初療場面での標準化を図る教育イベント。
対象は1年目研修医(院内外問わず)。
SPAMとは「Standard of Primary Assessment in Muribushi」の略。

 

エキスパート勉強会(キミが○○医になるために~)

年4~5回程度 開催
後期研修医が主催する初期研修医のための勉強会。SPAMの延長として2016年度より導入。
各診療科の模擬実施訓練コースで、月に1回程度開催されている。各科の後期研修医や指導医から直接手技や知識を教わるイベント。

 

エコー実技講習会(Point of Care 超音波)

年2回程度 開催
毎年恒例のこの企画は1年次研修医をメインに、超音波の基礎ならびにエコーの実技や症例検討会、またMRIの症例検討会などを通して、研修医と臨床検査技師の親睦を深め日常業務に役立てることを目的としている。
2017年度より、年2回のエコー勉強会を開催し、腹部~心エコーを習得するイベント。


研修医の処遇

初期研修医処遇
雇用区分

初期研修医(常勤)

就業時間

8:30 ~ 17:30(月曜日 ~ 金曜日)
8:30 ~ 12:30(土曜日)

給与(基本給)

初期研修医1年目:350,000円/月額
(家賃補助を含む。当院が提供する住居を利用する場合は、給与は300,000円となります。)

初期研修医2年目:391,000円/月額
(家賃補助を含む。当院が提供する住居を利用する場合は、給与は341,000円となります。)

当直手当(別途支給)

当院規定による
当直回数:4~6回/月

社会保険

健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険

休暇

有休休暇(年間) 1年目:12日 発生 2年目:20日 発生

宿舎

病院指定の宿舎を利用の場合、家賃補助あり(当院規程による)

学会等

業務調整の上、学会参加可。
年に1回は学会参加時の旅費を補助。
学会発表については年に5回まで参加時の旅費を補助。

健康管理

健康診断 年2回
入職前ワクチン接種必須(流行性耳下腺炎、麻疹、風疹、水痘、B型肝炎)

賠償保険

医師賠償責任保険は強制加入(入職時にお問い合わせください)、他保険は個人任意加入

福利厚生

健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、確定拠出年金制度、職員互助会による各種補助(リゾートホテル、スポーツクラブ等福利厚生有り)

初期研修修了後

改めて雇用契約を結び、後期研修医として採用可能


募集要項(初期研修医)

2020年度研修医(2021年度入職)  募集要項
研修医募集定員

13名予定
応募受付期間

2020年度研修医の応募受付は2019年12月1日~2020年8月31日までとします。
※3~5年生の見学実習は随時受け付けております。
応募条件

① 見学実習
② 見学実習時の面接
③ 応募書類の提出
以上をもって応募とみなします。
応募必要書類

① 履歴書
② 小論文:テーマは見学後の感想文 ※A4用紙 1枚程度
③ 卒業(見込)証明書
④ マッチング応募申込書
※地域枠で大学へ入学された方は必ず申し出て下さい。契約状況を確認させて頂きます。
選考方法

① 書類審査
② 面接評価(研修管理委員長、チーフレジデント、事務職、看護部や検査部門等)
※面接は見学実習時に行います。
③ 見学実習評価(実習担当指導医、上級医、研修医らによる評価)
以上の合計点数から協議を行い院内選考のうえ、マッチング公募にて決定。

見学実習申込み(初期研修)

見学実習に際しての注意点

・見学実習のお申込は余裕を持って事前にお申込みください。
診療科の調整や受入人数の関係で、直前のお申し込みはお受入が難しい場合がございます。

・見学実習は平日1日以上を原則とし、日数の上限はありません。また夜間(当直)の見学実習も受入れ可能です。
※土、日、祝祭日、連休(年末年始・GW期間中)の見学も可能ですが、要相談になります。

・1日に、午前と午後に分けて最大2診療科の見学実習が可能です。
※但し、診療科の事情で調整できない場合や当日に急遽変更になる場合もございますのであらかじめご了承ください。

・見学実習時は動きやすい服装でお願い致します。面接時もスーツ、ネクタイ等の着用は不要です。

・見学実習中にご希望があれば徳田安春 群星臨床研修センター長との面談の場を設けることも可能です。
ご希望の方は事前にお問合せください。
※但し、先生のご都合によっては、調整できない場合もありますのであらかじめご了承ください。

・連続して3日以上の見学実習を希望する場合は、低額で病院管理の宿泊施設を利用できますので、事前にお問い合わせ ください。

・マッチング対象学年で、県外大学生には旅費負担制度があります。
1日 上限1万円
2日 上限2万円

何かご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

初期研修プログラム・クリニカルクラークシップについてのお問合せ

●研修医募集に関するお問い合わせ、見学の申込み先は:社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 教育研究室
TEL:【代表】098-878-0231 内線:1236【直通】098-851-5128E-mail:kyoken@jin-aikai.or.jp

●クリニカルクラークシップについて:

クリニカルクラークシップの受入れを行っています。ただし、大学によって期間や内容が異なりますので、一律的な要領提示が出来ません。ご希望の方は上記 教育研究室までお問い合せください。