脳神経外科(選択必修科目)
研修方針
救急医療を重視し、頭部外傷・脳血管障害等脳神経疾患に対する診断能力を身に付けるようにする。また、CT、MRIなどの画像診断を理解し、読影できるようにする。脳神経外科以外の部門に勤務している時に脳外科的疾患が疑われる患者を診た場合に、いたずらに時間が経過することのないよう、専門医に連絡するタイミングを知ることも必要である。
◇GIO(一般目標)
脳神経外科領域の救急疾患の研修を重視する。頭部外傷や脳血管障害などに対する初期の適切な診療につなげるための知識、技能、態度を身につける。また適切なタイミングで専門医に相談する能力を身につける。
◇SBO(個別行動目標)
1)脳神経外科診療を自主的に手伝い、適切な指示が出せる。
2)中枢神経系の解剖と病態生理の理解の下、基本的診察が実施できる。
3)脳卒中の診断、急性期治療について適切に対応ができる。
4)頭部外傷の診断、急性期治療について適切に対応ができる。
5)CTやMRIなどの検査に関し適切に実施でき、基本的な読影ができる。
6)髄液検査が安全に確実に行える。
7)手術場での的確な清潔区域や不潔区域の判断が行える。
8)退院サマリーが1週間以内に記載できる。
スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | ER入院カンファレンス 回診 病棟業務 入退院支援(多職種協働) カンファレンス |
ER入院カンファレンス 回診 手術 病棟業務 |
ER入院カンファレンス 回診 病棟業務 |
ER入院カンファレンス 回診 手術 病棟業務 |
ER入院カンファレンス 回診 病棟業務 |
ER入院カンファレンス 回診 病棟業務 |
午後 | 脳神経外科カンファレンス 回診 病棟業務 |
手術 回診 病棟業務 |
回診 病棟業務 |
手術 病棟業務 回診 |
回診 病棟業務 |
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◇LS(研修方略)
1.病棟でのOJTが中心になる
2.主治医の指導の下で担当医として患者の診察に当たる。
3.各種カンファレンス/勉強会に参加する。
◇EV(研修評価)
1.自己評価:EPOC(オンライン卒後臨床研修評価システム)と研修医手帳を用いて、自己評価を行う
2.指導医による評価:EPOCと研修医手帳を用いて評価する
3.臨床研修指導者、他職種による評価:「研修医評価票」を用いて、評価を行う
◇研修指導責任者及び指導医
指導責任者:銘苅晋
指導医:銘苅晋、伊藤公一