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後期研修医

yamashita 後期研修医(循環器内科) 山下慶子(2012年 鹿児島大学卒)

みなさんこんにちは。現在循環器内科で後期研修をしている卒後5年目の山下と申します。この病院の紹介をする前に、私がここで研修することになった経緯を話そうと思います。私は元々、鹿児島県出身で、学生時代は親元から通学し、一人暮らしもしたことがないような状況でした。研修は県内で、とも考えていましたが、県外に出る最後のチャンスだとも感じていました。そんな中、6年時に海外で病院実習を行う機会があり、身体診察を大切にして上級医とともに診療を学んでいく米国式のシステムで研修がしたい、また機会があれば臨床留学もしてみたいと思うようになりました。さらに、将来は高齢者の慢性疾患をのんびりみたいと思っていましたが、自分の患者の急変には初期対応できるくらいの実力はつけておきたいと考えたため、2年間はERにもある程度力をいれて研修したいとも考えていました。そこで耳にしたのが沖縄県の群星プログラムです。中でもERでの研修に定評のあった当院を見学に行くことにしました。その日は朝のERカンファから始まりました。研修医が上級医に厳しくつっこみを入れられながらもプレゼンテーションをしています。それが終わると外来で救急車の初期対応が始まりました。そこで目の当たりにしたのは、研修医が決して一人きりにならない、安心感バツグンの環境でした。SPAM本と言われる当院独自の研修本を片手に、1-2年目が初期対応を行い、その結果を上級医に報告して、身体所見の取り方から鑑別にいたるまで指導されていく。これならおっとりした性格の私でもついていけるかも。そう感じたのでした。また、全国から集まった研修医達が皆明るく、楽しく仕事をしている姿がとても印象的だったのを覚えています。こんな同期に囲まれて研修したい。そうも思いました。そうして始まった私の初期研修は、あっという間に過ぎ去っていきました。例にもれず、同期は皆全国から集まった個性豊かなメンバーで、今でも年に1度は沖縄で集合しているくらい仲良しです。毎朝7時から30分間もにべん(モーニング勉強会)を行い、自分が学んだことや、時には上級医の先生を招いて勉強会を行います。朝早くから参加するのはしんどいですが、行かない日が続くと同期から喝をいれられたりしてなんとか乗り切ることができました。学ぶことの最終形は教えること、と言いますが、まさにそれを実践しているので教える方も大変勉強になるのです。それが終わるとERカンファが始まり、その日入院した患者のプレゼンを行います。はじめはたくさん教育的なつっこみをいれられていましたが、回数を重ねるごとにそのポイントが分かり、だんだんうまくなってきます。「あの子、すごいな〜!」とできる同期に感心したりして、それを励みに自分も精進します。入院患者の振り分けが終わると各科研修が始まり・・・。科にもよりますが、当院の特徴として、各診療科間の垣根が非常に低いことが挙げられると思います。自分の患者が下血した!「消化器コンサルトしてきます!」といってERコンサルトの要領でバタバタと電話で担当医に相談し、そのまま緊急GIFの見学が始まったり、時には手術見学も行ったりします。分からないことがあれば、自分の足で直接指導医クラスの医師に質問に行きます。中規模病院ならではのよさがそこにはあると感じます。そういった意味で、当院は研修医が主体になって研修できる環境にあるのではないでしょうか。same
話は変わりますが、忘れられないできごとがあります。それは、現在所属している循環器内科でのできごとです。もともと心電図もろくに読めなかった私は、「ここで踏ん張らないと一生困る!」と思い気合い十分で臨んでいました。それでもなかなかついていけず、家に帰ってはバタンキューと寝てしまう日々・・・。患者把握ができず、明け方までカルテと対峙してから、帰路につこうとしたその時、バタバタと緊急カテが始まる場面に出くわしました。大急ぎでオペ着に着替え、スタンバイしているとそこには変わり果てた姿で心臓マッサージをされている患者が運ばれてきました。片方では心臓マッサージを行い、薬剤投与の指示で怒声がとんでいる、そんな慌ただしい状況で、上級医の循環器医は最初から最後まで冷静にPCIを行っていました。その姿に胸を打たれた私は、ビシーッッ!!と雷にうたれたようにしびれてしまいました。この一件がきっかけとなり、循環器内科医を志す事になったのです。学生のころには考えもつかなかったような分野にとびこむことになった私。この病院のこの科だったからこそ起きた奇跡だったと感じています。そんな大切なきっかけを与えてくれたことも、この病院にしてよかったと思う理由のひとつです。
さて、そんな素晴らしい先生方・同僚・コメディカルスタッフに囲まれ恵まれた環境である当院で引き続き後期研修を行うと決めてから、早くも3年が経とうとしています。現在は週に1度のER当直を通して内科・外科救急疾患の初期対応を学びつつ、専門医研修では入院患者の管理に始まり、カテーテル検査などの侵襲的検査・治療を時には厳しく、概ね優しくご指導いただき、国際学会での演題発表まで行うこともできました。臨床はもちろん、研究・学会発表とめまぐるしく活躍されている上級医の先生方は、いつもまぶしく、現在も追いかけている途中です。
以上、乱文ではありますがこれまでの研修の歩みをつづってみました。沖縄には魅力的な研修病院がたくさんあります。その中でも当院は研修医が主体となり、かつOne of themではなく一人一人が主役になった研修が期待できると思います。百聞は一見にしかず。まずは是非見学に来てくださいね!沖縄の蒼い海と、ゆかいな仲間達がみなさんを待っています!

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